2009年08月15日(土) 00:00
偶に夕方早く帰宅すると 「 キャッチボールするか? 」 と親父が声を掛けてくる。
暗くなるまでの短い時間、家の前の小さな道はグラウンドになる。
・・・
そう言えば、小学生までの家は学校の門前にあったから、
今と違って誰にでも開かれた校庭は皆が自由に使っていた。
当然のように肩にはバットも担いでいる。
・・・・・・
・・・・・・
この不況で野球グラブが売れているのだそう。
- 数日前の中日新聞の囲み連載記事に書いてあった。
- ・・・
- 残業もなくなったことだし、これを機に子供との触合いを見直せば、
- 「 そうだ、キャッチボールやろう 」 ということらしい。
KwaKeen
*istDS + Helios 40-2 85mm/F1.5 - F1.5
小さい頃、親父とはよくキャッチボールをした。
・・・
が、親父は自分の子供時代の話は一度もしたことが無いんじゃないかと思う。
どう思い起こそうとしても私の頭の中にはそんな記憶がない。
・・・・・・
・・・・・・
親父は子供時代の話もだが、思えば 戦争体験の話も殆どしなかった 。
・・・
幼い頃から戦時教育を受けただろう事は想像に難くない。
おそらく戦争に繋がるそれらの記憶は己の中だけに封印したのだろうと思う。
- 改めて計算してみると終戦時は未だ十代である。
- その後の大戦に繋がる盧溝橋事件は小学生の事だ。
- 今になって思い知る。重い衝撃を感じている。
・・・・・・
・・・・・・
そんな親父は シベリア抑留者 であった。
○ シベリア抑留 - Wikipedia
ほんのガキは無邪気だが残酷な存在だ。
「 世界で一番○○なのはどこでしょう? 」
「 う〜ん、どこだろうな 」
「 △□○! 」
学校で習った事を得意げに披露するのはごく自然なことなのだが、・・・
「 じゃ、世界で一番深い湖はどこでしょう? 」
これは即答だった。
世界地図を拡げてこの辺りの地理を教えながら、
抑留のことをポツリと一言だけ発したのが最初だった。
- 冬は痛いほどの寒さだったらしい。
- 朝起きると毎日のように誰かが起きなかったと言う。
- 親父の両の足の親指は半分なくなっていたが、その理由がようやく判明した。
-
- ○ バイカル湖 - Wikipedia
しかしそこでの体験を事細かに話す様子など微塵もなくて、
「 大便する時は凍った山をかち割るためにトンカチは必需品 」
と、さも面白話をするがの如く笑いながら言って終いだった。
抑留生活の話はそれっきり、その後もな〜んにも話さなかった。
・・・・・・
・・・・・・
ほんのガキだった私が 「 コンバット! 」 を観ていた時の事だ。
○ コンバット! - Wikipedia
ダダダダダッダダダダダッダダダダダッ・・・
多分画面を見てモノマネでもしていたんだろう。
偶々横にいた親父が日本の機関銃はそんな格好いいもんじゃないと言う。
TVで観るそのスダレのようにズラ〜と並んだ弾と違ってソロバンみたいな奴だと。
- 弾を篭める人間と二人一組で一度ダダダダダッと撃ったならば、
- 次の弾を籠めて貰うまで身を屈めて待つ。待つ。待つ。
- そして撃つ。待つ。待つ。待つ。撃つ。
「 ふ〜ん 」
「 ある時遠くの方からガシャガシャガシャと音がしたと思ったら、
予想だにしないロシアの戦車が眼の前に現れたよ ・・・ 」
「 で、どうしたの? 」
「 息を殺してばれんようにジィ〜と隠れてた 」
戦争体験の話も ・・・ 後にも先にもそれだけだった。
・・・
テレビの横にあった脇机の上には私が作ったロシア戦車のプラモデルが
ゼロ戦やメッサーシュミットや戦艦大和などと共に置いてあった。
- ドイツとロシアの戦車はほんのガキには格好よかったからね。
- 箱にあった雪上を走る戦車の絵は今でも思い出せる。
- その戦車が親父の遭遇した戦車かどうかは知らない。
- ・・・
- 私も敏感に空気を読んだんだろうか、
- それから暫くして脇机はお城のプラモデルばかりになった。
- 熊本城、大阪城、名古屋城、松本城 etc
・・・・・・
・・・・・・
親父が記憶を封印した理由は平和ボケした私の頭では全く判らない。
・・・
自ら語ることはなかったけれど、
この時期に流れるテレビの特番などを観ている顔を眺めた時に
その 親父の顔に何かが揺れ動いたのを見た ことがある。
たったそのことだけでも ・・・ 体験した者だけが持つ顔を直に見ただけでも
私にとっては重要な心の支えになっていると実感する。
・・・
だが、残念な事に 私は語り継ぐべき言葉までは持っていない 。
・・・・・・
・・・・・・
つい先日も三宅一生氏が自身の被爆体験を公表されたように
ご自分の戦争体験を封印されている人の多さを思い知らされる。
・・・
直に戦争の悲惨さを知る方々はもうご高齢である。
戦地に赴いた人は既に80代になっておられるはずである。
もしできることならば、
これまで体験を封印されてきた方にも その封印を解いてもらって
語り継ぐべき生の言葉を私達に伝えて欲しい と願っています。
・・・
平和ボケの人間が 「 平和平和 」 と叫ぶより何倍もの力があるはずです。
- 「 知らぬが仏 」 なんてことはまっぴらごめん、
- ものを知らぬは無邪気ですが残酷なことをやらかします。
KwaKeen
*istDS + Helios 40-2 85mm/F1.5 - F1.5
今夏の甲子園に親父の母校の名前を見て、記憶を手繰り寄せての戦後64年お盆。
暗くなるまでの短い時間、家の前の小さな道はグラウンドになる。
・・・
そう言えば、小学生までの家は学校の門前にあったから、
今と違って誰にでも開かれた校庭は皆が自由に使っていた。
当然のように肩にはバットも担いでいる。
・・・・・・
・・・・・・
この不況で野球グラブが売れているのだそう。
- 数日前の中日新聞の囲み連載記事に書いてあった。
- ・・・
- 残業もなくなったことだし、これを機に子供との触合いを見直せば、
- 「 そうだ、キャッチボールやろう 」 ということらしい。
KwaKeen
*istDS + Helios 40-2 85mm/F1.5 - F1.5
小さい頃、親父とはよくキャッチボールをした。
・・・
が、親父は自分の子供時代の話は一度もしたことが無いんじゃないかと思う。
どう思い起こそうとしても私の頭の中にはそんな記憶がない。
・・・・・・
・・・・・・
親父は子供時代の話もだが、思えば 戦争体験の話も殆どしなかった 。
・・・
幼い頃から戦時教育を受けただろう事は想像に難くない。
おそらく戦争に繋がるそれらの記憶は己の中だけに封印したのだろうと思う。
- 改めて計算してみると終戦時は未だ十代である。
- その後の大戦に繋がる盧溝橋事件は小学生の事だ。
- 今になって思い知る。重い衝撃を感じている。
・・・・・・
・・・・・・
そんな親父は シベリア抑留者 であった。
○ シベリア抑留 - Wikipedia
ほんのガキは無邪気だが残酷な存在だ。
「 世界で一番○○なのはどこでしょう? 」
「 う〜ん、どこだろうな 」
「 △□○! 」
学校で習った事を得意げに披露するのはごく自然なことなのだが、・・・
「 じゃ、世界で一番深い湖はどこでしょう? 」
これは即答だった。
世界地図を拡げてこの辺りの地理を教えながら、
抑留のことをポツリと一言だけ発したのが最初だった。
- 冬は痛いほどの寒さだったらしい。
- 朝起きると毎日のように誰かが起きなかったと言う。
- 親父の両の足の親指は半分なくなっていたが、その理由がようやく判明した。
-
- ○ バイカル湖 - Wikipedia
しかしそこでの体験を事細かに話す様子など微塵もなくて、
「 大便する時は凍った山をかち割るためにトンカチは必需品 」
と、さも面白話をするがの如く笑いながら言って終いだった。
抑留生活の話はそれっきり、その後もな〜んにも話さなかった。
・・・・・・
・・・・・・
ほんのガキだった私が 「 コンバット! 」 を観ていた時の事だ。
○ コンバット! - Wikipedia
ダダダダダッダダダダダッダダダダダッ・・・
多分画面を見てモノマネでもしていたんだろう。
偶々横にいた親父が日本の機関銃はそんな格好いいもんじゃないと言う。
TVで観るそのスダレのようにズラ〜と並んだ弾と違ってソロバンみたいな奴だと。
- 弾を篭める人間と二人一組で一度ダダダダダッと撃ったならば、
- 次の弾を籠めて貰うまで身を屈めて待つ。待つ。待つ。
- そして撃つ。待つ。待つ。待つ。撃つ。
「 ふ〜ん 」
「 ある時遠くの方からガシャガシャガシャと音がしたと思ったら、
予想だにしないロシアの戦車が眼の前に現れたよ ・・・ 」
「 で、どうしたの? 」
「 息を殺してばれんようにジィ〜と隠れてた 」
戦争体験の話も ・・・ 後にも先にもそれだけだった。
・・・
テレビの横にあった脇机の上には私が作ったロシア戦車のプラモデルが
ゼロ戦やメッサーシュミットや戦艦大和などと共に置いてあった。
- ドイツとロシアの戦車はほんのガキには格好よかったからね。
- 箱にあった雪上を走る戦車の絵は今でも思い出せる。
- その戦車が親父の遭遇した戦車かどうかは知らない。
- ・・・
- 私も敏感に空気を読んだんだろうか、
- それから暫くして脇机はお城のプラモデルばかりになった。
- 熊本城、大阪城、名古屋城、松本城 etc
・・・・・・
・・・・・・
親父が記憶を封印した理由は平和ボケした私の頭では全く判らない。
・・・
自ら語ることはなかったけれど、
この時期に流れるテレビの特番などを観ている顔を眺めた時に
その 親父の顔に何かが揺れ動いたのを見た ことがある。
たったそのことだけでも ・・・ 体験した者だけが持つ顔を直に見ただけでも
私にとっては重要な心の支えになっていると実感する。
・・・
だが、残念な事に 私は語り継ぐべき言葉までは持っていない 。
・・・・・・
・・・・・・
つい先日も三宅一生氏が自身の被爆体験を公表されたように
ご自分の戦争体験を封印されている人の多さを思い知らされる。
・・・
直に戦争の悲惨さを知る方々はもうご高齢である。
戦地に赴いた人は既に80代になっておられるはずである。
もしできることならば、
これまで体験を封印されてきた方にも その封印を解いてもらって
語り継ぐべき生の言葉を私達に伝えて欲しい と願っています。
・・・
平和ボケの人間が 「 平和平和 」 と叫ぶより何倍もの力があるはずです。
- 「 知らぬが仏 」 なんてことはまっぴらごめん、
- ものを知らぬは無邪気ですが残酷なことをやらかします。
KwaKeen
*istDS + Helios 40-2 85mm/F1.5 - F1.5
今夏の甲子園に親父の母校の名前を見て、記憶を手繰り寄せての戦後64年お盆。
2009年08月10日(月) 15:15
この数年、曜日感覚が段々とおぼろげ になってきてはいたんだけれど、
今年はその症状がかなり進行してしまったんだろうか、
今年のお盆期間は木金も高速千円なんてニュースにも全然ピンと来ぬボケッぷり。
・・・
だから今朝も早よから 「 さぁて仕事すっかな 」 と何の疑いもなく平日モードでいたら、
世間はお盆休み だってことを昼に気付いたんだね、やっと。
曜日感覚もだが、もはや 季節感覚も随分と衰えている 。
俺、大丈夫か?ちょっと心配
・・・・・・
・・・・・・
やっと辻褄併せの梅雨明けをしたと思ったら立秋。うん、秋だよねぇ。
立秋ジョギング
K20D + FA★24mm/F2 - F5.6
立秋犬の散歩
K20D + FA★24mm/F2 - F5.6
- リサイズして手摺子がジャギってます。ま、頭ボケてるついでによしとしてね。
久しぶりに FA★24mm でも付けて夏の空でも撮りにいくかと出たはいいんだが、
これまでの勘もかなり錆付いてしまってるなぁの露出補正の下手さ。
二枚に一つはとんでもない露出の画がゾロゾロでかなり落ち込む。
- 言ったように頭ボケボケなので 「 なんで?なんで? 」 と空回り。
- ・・・
- めったに使わないPモードにしたり、TAv モードにしたりと
- てんでお門違いのことをやらかす梅雨明け立秋の午後は、
- 頭スカスカフワフワな秋の空でありました。
立秋日傘
K20D + FA★24mm/F2 - F5.6
で、本日。撮った写真をPCに移す時にカメラを手にしてよ〜く見てみればっ、
ありゃりゃりゃりゃぁ、スポット測光 になってんじゃん!!!
・・・
こんなの・・・ 「 すぐ気付けよっ! 」 と自分に言っておきたい。
・・・・・・
・・・・・・
秋です。台風が暴れています。 皆さんも気を付けてお過ごしください。
今年はその症状がかなり進行してしまったんだろうか、
今年のお盆期間は木金も高速千円なんてニュースにも全然ピンと来ぬボケッぷり。
・・・
だから今朝も早よから 「 さぁて仕事すっかな 」 と何の疑いもなく平日モードでいたら、
世間はお盆休み だってことを昼に気付いたんだね、やっと。
曜日感覚もだが、もはや 季節感覚も随分と衰えている 。
俺、大丈夫か?ちょっと心配
・・・・・・
・・・・・・
やっと辻褄併せの梅雨明けをしたと思ったら立秋。うん、秋だよねぇ。
立秋ジョギング
K20D + FA★24mm/F2 - F5.6
立秋犬の散歩
K20D + FA★24mm/F2 - F5.6
- リサイズして手摺子がジャギってます。ま、頭ボケてるついでによしとしてね。
久しぶりに FA★24mm でも付けて夏の空でも撮りにいくかと出たはいいんだが、
これまでの勘もかなり錆付いてしまってるなぁの露出補正の下手さ。
二枚に一つはとんでもない露出の画がゾロゾロでかなり落ち込む。
- 言ったように頭ボケボケなので 「 なんで?なんで? 」 と空回り。
- ・・・
- めったに使わないPモードにしたり、TAv モードにしたりと
- てんでお門違いのことをやらかす梅雨明け立秋の午後は、
- 頭スカスカフワフワな秋の空でありました。
立秋日傘
K20D + FA★24mm/F2 - F5.6
で、本日。撮った写真をPCに移す時にカメラを手にしてよ〜く見てみればっ、
ありゃりゃりゃりゃぁ、スポット測光 になってんじゃん!!!
・・・
こんなの・・・ 「 すぐ気付けよっ! 」 と自分に言っておきたい。
・・・・・・
・・・・・・
秋です。台風が暴れています。 皆さんも気を付けてお過ごしください。





